宮本 祐史Miyamoto Yuji
- 役職
- CIRC代表、デザイナー、パターンナー
- 得意なこと
- 英語
- 好きなこと
- サイクリング(ロードレース)、ランニング、料理
- 出身地
- 香川県(うどん県)
- 訪問した国
- アメリカ、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、ベルギー、オランダ、ルーマニア、オーストラリア、中国、台湾
強みは、繊維開発の最前線で培った経験と技術
繊維製品の開発に関わる、材料の調達、開発、企画、パターンや仕様書の作成…。
CIRCを起ち上げたのは、10年間の株式会社シマノでの経験を、より柔軟に役立てていきたいと考えたからです。
株式会社シマノでは、主にサイクリングウェアの開発に従事、オランダのプロサイクリングチームのサポート事業に携わりました。
もともと通勤をきっかけに乗り始めた自転車でしたが、25歳には本格的にロードレースを始めるほど夢中に。
そんな私が、プロ選手のサイクリングウェアを開発すること、憧れの外国選手と対等に「勝てる服」についてディスカッションを重ねることは、夢の世界にいるような日々でした。けれど、順風満帆な日々ばかりではなく、プロ選手の研ぎ澄まされた感覚と繊細な動きをとらえながらの試行錯誤で、時には感情をぶつけられることもあり、目の前の一歩がどこへ続くのかがわからず、不安を抱える日もありました。厳しい要望に応えられる素材や工場を求めて、アメリカ、ヨーロッパ各国など海外へ単身で出張することもよくあること。
繊細な要望に技術面で応えながら、各国の情勢や文化に柔軟に対応する経験も、業界の最前線に身を置いていたからこそ培うことができました。何より、製品完成までのすべての流れに携わった経験が、想定されるリスクへの深い理解に繋がっていると実感しています。
アイデアを製品にするまでの「プロセス」を知っています
起業して間もないころ、ある縫製工場でこんな話を聞きました。
「屋外用レジャー用具に使う繊維製品のサンプルを依頼された。縫う技術はあるが、どんな素材で、どう作ればいいか、誰もわからない」使う場所、使う人、目的、予算、スケジュール…。
「なにから考えればいいのか」「どう選べばいいのか」新しい製品の開発には、経験したことのない課題が起こるものです。プロ選手とともに「結果を出す服」の開発のために、材料の調達、工場の手配、型紙制作、性能・品質設計、仕様書作成と、手を動かしてきた10年の経験を、より幅広くお客様の「結果」のために役立てたいと考えています。
経歴
- 1979年
- 香川県生まれ
- 2004年
- 大阪文化服装学院卒業 (繊維ジャーナル賞、技術部門賞受賞)
- 2004年~2007年
- 達新商事株式会社(台湾製造メーカー)勤務
- 2007年~2018年
- 株式会社シマノ勤務
「iF Product Design Award 2011」金賞受賞、「価値創造賞(社内の賞)」受賞 - 2018年8月1日
- CIRC(シルク)起業